陶芸と自然の調和を目指して

地元の土で作品制作をしています。

インフォメーション

2017/04/20 三笠土による作陶研究のため、しばらく陶芸教室の受付を休止いたします。

2016/10/17 Informationサイト更新

2016/10/08 BIOGRAPHYおよびProfileサイト更新

2016/06/10 三笠市幌内 ほたる窯 三笠土での作陶始める

2016/05/05 三笠市幌内にほたる窯移設

2016/04/02 作品販売・ギャラリー更新

2016/03/01 陶芸工房 ほたる窯サイト構築


BLOG  哲学の小径

2016/09/21

文部大臣賞・日本陶芸協会賞

2016/07/10

東京国際ギャラリー個展

陶芸と町興しへの取り組み

2010年に札幌市から当別町へ移り住み
裏山にて陶芸に向いた粘土を見つけたことを機会に、ほたる窯を開きました。

その後、ご近所の水田や当別町内の採土場などから数種類の土や石を採取し
様々な試験を繰り返してきました。

時には、余市の赤土や、厚田の海洋性粘土も採取し試してみました。

2015年にようやく、以前採取しておいた土が熟成し作陶に適したものとなり
作陶を続けています。

今後、この町の新たな産業として活用できればと考え
新たな釉薬の研究と共に作陶を行っていましたが

2016年5月、急遽、三笠市幌内春日町に移り住むこととなり

また新たに、三笠市周辺の土を研究することとなりました。

2016年6月、作陶に向いた三笠土を見つけ

三笠土の研究と作陶を始めました。

三笠の土への挑戦

三笠市へ移り住んでからすぐに見つけた山の土を持ち帰り
乾燥させたのちに細かく粉砕し、原土のみを揉み込み
熟成させずにろくろにて湯呑みを作陶してみました。

松灰にて釉薬を作り、生掛けして1230℃の酸化焼成を行ってみました。
水簸などの精製を行わず、熟成もさせずに作陶したにもかかわらず
原土100%の三笠土は、収縮率も低く、また溶けて形が崩れるようなことも無く焼き上がりました。

熟成させずに無理やりろくろでの形成を行ったので一部にひび割れができ
また水簸を行っていないことでマグネシウムなどの不純物が多いことから
多少のブクなども出ています。

三笠土の可塑性

本来であれば、水簸などの精製を行ったのち
数か月から数年の熟成期間を経てようやく使い物になる原土ですが
あえて掘り出したままの状態で作陶し
焼成することで原土の特性がわかり、今後の課題も見えてきます。

どんなものを作るのに適しているのか、どんな釉薬と相性がいいのか
そもそも、釉薬を必要とするのかしないのか、何度で焼き締まるのかなどなど
試さなくてはならない項目が山ほどあります。

最終的には三笠土でなければ作ることのできないものにたどり着ければと思います。

作品販売

弁華別焼き・幌内焼き

The 39th Album Ceramics Vol .1

The 71th Album Ceramics Vol . 2

Secret flower garden

エゾリスとエゾエンゴサク

Lost ruins 失われし文明遺跡

月夜のカタルシス : Catharsis of the moonlit nigh